先日、学生時代の友人からシングルマザーになったと連絡をもらいました。旦那さんとは10年以上付き合っての結婚、とても仲が良く、可愛い息子も産まれ、年賀状やブログには家族の笑顔がいっぱいだったのに…とにかく驚きました。
それと同時に感じたのは、本当に離婚する人はおおっぴらに離婚を公言しない事です。
これは私の弟夫婦の話です。結婚式を一ヶ月後に控えたある日、弟の嫁から
「両親には言えない相談がある」と私に連絡がありました。
話を聞くと、弟とこの先やっていく自信がない、弟の愚痴を言われました。
他所様から見たら出来の悪い男かもしれません。でも私にとっては自慢の弟、身内の悪口を言われるのはやはり面白くありません。でも弟夫婦には幸せになってもらいたかったので、約6時間ひらすら嫁の鬱憤を聞き、弟本人からの話も聞きたいからとその日は別れました。
しかし数日後には嫁の両親が登場、離婚する、離婚しろの修羅場の末、挙式は中止になりました。
ところが数ヶ月後、元に戻って夫婦を続けますと二人から報告がありました。犬も食わない夫婦喧嘩に見事私が噛んでしまった苦い思い出です。
よくSNSなどで旦那さんの悪口に加え、離婚をほのめかすような話題を発信する人がいます。
でもそういう人に限って数日後には旦那さんと仲良しこよし、離婚なんてどこ吹く風…心配して損した!なんて経験はないでしょうか。
実は私も離婚経験者です。
全ての手続が終わるまでは、ごく一の親友にしか離婚する事は伝えていませんでした。格好よく言えば気持ちの余裕がない、話す気力がなかったのです。
何年も経てば笑って話せる事もあるけれど、揉めてる真っ只中の当事者はものすごいエネルギーを使います。正当化する訳ではありませんが、離婚をするという事は簡単な事ではありません。だからこそ無闇矢鱈に「離婚」を口にして欲しくない、貴方が何気なく発したその言葉に、本気で心配する人もいる事に気がついて欲しいのです。
貴方の周りで「離婚してやる!」と吠えている方はいませんか?
安心してください、その人はきっと離婚しませんよ。本当に離婚を考えていたら、そっと貴方に相談してくるか、決着が着いたら電撃報告があるはずです。
私の離婚あるある話でした。